- 一般的なこと
お香典返しってどれぐらいの金額が必要ですか?
お香典返しは、忌明けの報告とお礼のご挨拶を兼ねた大切な儀礼です。仏式の場合は49日、または35日の忌明け法要後、神式の場合は50日祭、キリスト教では30日後のミサが終わった頃に行います。
しかし最近は、お葬式当日に「即返し」として2,000円から3,000円の品物をお返しし、忌明けのお返しはしないことも多くなりました。
お香典返しはいただいたお香典の金額の「半分から3分の1」程度の品物を礼状と共にお返しするのが一般的です。お返しする品物は、タオルや石鹸、洗剤等の日用品や、「土に変える」という意味から陶磁器を送られることが多いようです。
また、最近ではお香典を辞退される方もいらっしゃいますが、今一度「お香典」の意味を考え直す必要があるのでは、と考えます。 もともと「お香典」は、相互扶助の意味はあったにせよ、お参りにこられる方が唯一表現できる故人に対しての弔意の表明です。
ご遺族はお参りにこられる方の気持ちを汲んで、まずはありがたくいただく、というのが原点です。
万が一「お香典返しをするのが面倒だから…」や「うちは自分だけでできるから…」といった理由でお香典を辞退するのでしたら、お香典の本来の意味をもう一度考えていただきたいと思います。